2010年4月14日
室町時代の特徴
1336年、後醍醐天皇と対立した足利尊氏が持明院統(北朝)の天皇を擁立し幕府を開いたが、1392年、3代将軍義満によって南
北朝が統一され、最終的に武家が優位に立った。将軍直轄の軍事力や財政基盤は弱く、中央の幕府が上位に立ち、地域権力た
る守護大名がその監督下にありつつも、両者が相互補完的に政治的経済的支配を展開した(室町幕府-守護体制)。
義満が京都北小路室町に花の御所を造営して以降、歴代将軍を室町殿(むろまちどの)と呼んだことから、その政権を室町幕
府、時代を室町時代と呼ぶ(なお、将軍の政権・支配機構を指して「幕府」という言葉を用いるようになるのは後世のことで
ある)。
義満の時代に国内は安定したものの、応仁の乱(1467-77年)ないし明応の政変(1492年)以降は全国動乱の時代(戦国時代)
を迎え、それまでの幕府 - 守護体制・荘園公領制が崩壊するとともに、各地に地域国家(戦国大名)が並立するようになる。
室町時代は、鎌倉時代以前には見られない出自不明の農民・商人層の社会進出を可能とし、日本史上初めて顔が見える民衆を
登場させた時代でもある。旧勢力の没落と新勢力の興隆の時代として捉えることができる(→下克上)。戦乱が続く時代だっ
たが、経済面においては農業・工業ともに技術が向上し、生産も増大、内外の流通が盛んになった。初期には倭寇が朝鮮や中
国の沿海部を襲った。
経済と社会
農業
鎌倉時代から農業生産力が向上する。西日本から関東地方に波及した二毛作の技術や牛馬耕、水車などを利用した灌漑施設の
整備や肥料の発達などは生産力を向上させ、さらに農業技術の進歩で集約的・多角的な農業を行い、自立農民の成長を促して
郷村制の成立をもたらす。手工業原料となる胡麻や桑、楮なども栽培される。また、それまでは輸入に頼るのみであった木綿
の栽培も16世紀頃から三河地方において栽培されはじめる。
手工業
農民の自立が進むと、それまで宮廷に属していた工人も解放されて自立し、手工業が一般的に行われ市場が成立する。日用品
や農具、織物や紙など。今日各地方の特産物と呼ばれるものは室町時代が起源であるものも多く、京都の西陣では明から輸入
した生糸を利用して高級織物である西陣織がつくられた。
商業
農業生産力の向上や手工業の独立は市場を成立させ、都市や交通の要地とされる場所では市場が発達した。鎌倉時代の三斎市
から月に6回定期的に開かれる六斎市など定期市や、都市部での見世棚をもった常設の店舗に、特定商品のみの卸売市場、卸売
業を営む問屋も発生する。行商人は連雀商人と呼ばれた。平安時代あたりから公家や寺社を本所として販売の独占権や関税の
免除などの特権を得る座と呼ばれる閉鎖的な商業独占体制は、成長する戦国大名によって自営営業を許す楽市楽座によって廃
止の方向へ向かう。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
この時代に「永楽通宝」が作られました。
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