2009年7月14日

リウマチの原因

長らく不明だったが、近年になってようやく事情が判明した。1998年、米国と日本で「破骨細胞分化因子(RANKL)」がそれぞれ別個

に発見された。これを通じて、免疫系の異常が余分な破骨細胞を生んでいることがわかった。この破骨細胞が悪さをして、リウマチの

症状をもたらす。

骨の代謝と免疫系は、これまでは無関係だと思われてきたが、これ以降では骨の代謝と免疫学の関係が重視されることになった。両者

は、多くの因子を共有して、両者はともに細胞群が骨髄でつくられる。この分野の研究は「骨免疫学(Osteoimmunology)」と呼ばれ

るようになった。

研究が進むにつれて、インターフェロンや造血幹細胞も関係していることが判明した。この分野の近年の研究の発達はめざましい。研

究は日本と米国が最先端を切っているが、日本では高柳広の業績が著名である。詳しい情報は高柳広のサイトで公開されている。

膠原病の証拠を残す最古のものが、アメリカ・テネシー川近くで発掘された紀元前4500年ころのインディアンの人骨に残されている。

このインディアンは、関節リウマチにかかっていたと考えられている。

紀元前500年ころすでにヤナギの木の皮から得られる成分「サリチン」が発見され痛み止めとして使用されていたらしい。このサリチ

ンはのちに19世紀後半に、化学者によりアセチルサリチル酸(アスピリン)に合成され、1世紀以上にわたって鎮痛薬の主役を務める

ことになる。

紀元前400年ころ、ヒポクラテスの文献には関節疾患の記載がある。紀元前50年ころに活躍したユリウス・カエサルは関節炎にかかっ

ていたと考えられている。

「リウマチ」という言葉はヨーロッパで古来より関節をおかす疾患を総称していて、現在ではリウマチ熱や関節リウマチといった疾患

等の名前に残っている。

ルネッサンスを迎えると、Guillaume Baillou(1558-1616)は初めてリウマチが全身の筋・骨格の症候であると述べた。痛風は古来他

の関節炎とわけて語られることはなかったが、トーマス・シデナム(Thomas Sydenham)がはじめて痛風とリウマチ熱とをわけて記載

した。さらには慢性化するリウマチ熱があると述べており、これは現在の関節リウマチに相当すると考えられている。15世紀後半ころ

には、キナの皮から得られるキニーネがリウマチの治療に用いられ始めた(現在の欧米でのヒドロキシクロロキンの使用につながる)

。また、16世紀からはヤナギの木の皮からえられるサリチル酸がリウマチの治療に用いられ始めた。


『ウィキペディア(Wikipedia)』引用

自己免疫性疾患って本当に怖い病気ですよね。

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